ノルウェーの自動車部品サプライヤーであるBertel O. Steen社は、AutoStoreの倉庫自動化によって保管容量を4倍に拡大し、柔軟性を最大限に活用して、システム稼働率99.7%を実現しました。
あらゆる業界で物流の様相が日々変化する中、企業が目標を達成し成長するための数少ない確実な方法の一つは、こうした変化に正面から取り組むことです。Bertel O. Steen社はAutoStoreを選択し、競争に勝ち残るために必要な自動倉庫ソリューションを手に入れました。
ノルウェー有数の自動車、自動車部品、自動車用品の輸入業者であるBertel O. Steen社は、革新的な物流技術をいち早く取り入れました。2002年には、Element Logic社と提携し、他社に先駆けて自動倉庫管理システムを導入しました。
その後20年にわたり、Bertel O. Steen社は、遅延を最小限に抑えながら、お客様が必要とする製品を確実かつスピーディーにお届けするため、自動化システムの追加や改良を行ってきました。そして、以前の倉庫ではもはやニーズに対応できないと判断したとき、専用の自動化施設に業務を移転することを決めました。
顧客からのニーズや需要の急激な変化に対応できる、正確でスピーディーな自動化倉庫システムを選択したことで、この新たな一手は成功をおさめました。同社はまた、既存の自動化システムや業務とシームレスに統合できるソリューションも必要としていました。
2023年現在、自動車業界ではメーカーからBertel O. Steen社のようなサプライヤーに至るまで、予測不可能なサプライチェーンの問題や重要な材料や部品の不足に対処するためのソリューションの導入を続けています。しかし、現在のように業界全体でサプライチェーンに関する課題が明らかになる以前から、輸入業者やサプライヤーは市場の変化にすぐに対応できる準備を整えておく必要がありました。
だからこそBertel O. Steen社は、不確定の市場で競争力を維持するために、ダウンタイムや投資を最小限に抑えながら、軌道修正や方向転換が可能な自動倉庫ソリューションを探し求めていたのです。
Bertel O. Steen社のHead of LogisticsであるRune Kristiansen氏は次のように述べています。「たとえば、自動車のスペアパーツの市場が縮小している場合でも、当社の新しい倉庫であれば、代わりに他の商品を配送できるよう簡単に調整できます。」
AutoStoreシステムの最も注目すべきメリットが、スペースを効率的かつ創造的に活用できることで、保管容量を4倍にすることが可能です。さらに、種類を絞ったモジュール式コンポーネントを基本としているので、利用可能なスペースや構成に関係なく、どの倉庫レイアウトにも対応可能です。
{{quote}}
もうひとつの重要なメリットがシステムの拡張性で、ビジネスのニーズの変化に応じて、容易にシステムを拡張したり縮小したりできます。グリッドを拡大し、ビンと配置するロボットを増やすことで、Bertel O. Steen社のニーズの変化に迅速かつ効果的に対応できています。
AutoStoreシステムは、ロボット工学とアルゴリズムに基づく効率性を活かして商品の保管と取り出しを行う、革新的で省スペースな倉庫ソリューションです。Bertel O. Steen社の新施設に設置された自動倉庫システムの面積は15,000m²で、AutoStoreロボット47台、4種類のサイズの収納ビン48,000個、出庫用CarouselPort8台、入庫用ConveyorPort16台で構成されています。
{{quote2}}
設置タイプ:グリーンフィールド(新規サイト)
ロボット:47台
ポート:8台のCarouselPort、16台のConveyorPort
ビン:4万8,000個
パートナー企業: Element Logic社
「たとえば、自動車のスペアパーツの市場が縮小している場合でも、当社の新しい倉庫であれば、代わりに他の商品を配送できるよう簡単に調整できます。」
「このシステムは非常に信頼性が高く、常時連続稼働が可能です。たとえば、オペレーターポートが1台停止しても、他の7台が引き続き稼働していますし、ロボットが1台停止しても46台が稼働を続けます。AutoStoreは技術的な問題に関しても強いのです。」
AutoStore™は様々な倉庫に対応可能です。