Case Study

Ludwig Meister社

Ludwig Meister社、AutoStoreによりオーダーピッキングが3倍に大幅拡大

ドイツ
業界
Industrials
パートナー
Swisslog社
目次
TABLE OF CONTENTS

Ludwig Meister社では2013年にAutoStoreを導入し、ピッキングの効率が3倍に上昇しただけでなく、ビジネスも大きく成長しました。2016年と2022年の拡張により、同社のシステムでは現在、毎日6,000件近くのピッキングを行っており、必要に応じて13,500件まで拡張可能で、まさに倉庫業務が進化し続けていることを表しています。

3倍
ピッキング件数
99.96%
システム稼働率
6,000
1日あたりのピッキング件数

動画を見る:AutoStoreを活用したLudwig Meister社

工業製品のB2B販売代理店であるLudwig Meister社は、ドイツのダッハウにある倉庫の効率性向上を目指していました。AutoStoreにより、同社は在庫の97%を自動化キューブストレージシステムに統合し、自動化パッケージング、ピックトゥライト、トランスファーセルテクノロジーを統合して、迅速かつ効率的な配送を可能にしました。Ludwig Meister社は、建設、鉱業、農業、園芸、一般産業、輸送業界向けの機器や機械の卸売業とサービスに携わる8社のグループで構成されています。同社は、電動工具や油圧、空気圧機器の品揃えでよく知られています。

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高まる需要への対応

Ludwig Meister社が数十年にわたって成長するにつれ、お客様からのニーズも増え続けてきました。その結果、業界をリードする企業であり続けるため、注文と物流のプロセスの見直しが急務となりました。

シームレスな拡張:業務を中断することなく、容量を2倍に拡大

2013年、Ludwig Meister社はSwisslog社が提供するAutoStoreシステムを導入し、大きな前進を遂げました。初期のシステムには、20,000個のビン、14台のロボット、および7台のConveyorPortが含まれていました。

2016年までには、Ludwig Meister社は需要の増加にあわせてシステムを拡張しました。このフェーズでは、ビンは40,000個に倍増、ロボットの数は21台に増加したのち、最終的には26台になりました。このときの拡張には、4台のCarouselPort、8台のConveyorPort、および2つのTransfer Cellも含まれたため、システムのスループットと効率が向上しました。

2022年に行われた直近の拡張では、Ludwig Meister社のイノベーションと成長への取り組みがさらに実証されています。システムは現在、60,000個のビンと37台のロボットで構成されています。とりわけ、12台のCarouselPortの導入と新しいピックトンネルの設置により、システムの能力が大幅に向上しました。ConveyorPortを13台にアップグレードし、戦略上重要な2個のトランスファーセルを使用したことで、特に商品の受け入れと処理におけるシステムの効率化が明確になりました。

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将来の成長に向けた最適化

Ludwig Meister社では、この拡張により保管容量を増加させただけでなく、注文処理能力も大幅に向上しました。同社の試算では、3シフト制の場合、1日あたり最大13,500件のピッキングが可能です。現在は従来のシフト制で稼働していますが、1日あたり最大6,000件のピッキングを行っています。

迅速な配送対応の維持

AutoStoreシステムの拡張性効率性のおかげで、Ludwig Meister社は迅速かつ信頼性の高い配送を誇っています。午後5時までに注文された商品は当日発送され、ロッカーシステムを通じて24時間の集荷サービスを提供しています。この迅速なサービスへの取り組みとAutoStoreシステムの戦略的拡張により、Ludwig Meister社は効率的で顧客重視の配送における先駆者としての地位を築いています。

Ludwig Meister社のManaging DirectorであるMax Meister氏は次のように述べています。「当社のロジスティクスセンターの中心にある新しい倉庫自動化システムは、技術そのものが魅力的なだけでなく、現在と未来のどちらの要件も満たすことができます。」

「すでに計画を2回変更しましたが、AutoStoreはそうした変更にも問題なく対応可能です。」

Ludwig Meister社のco-ownerであるMax氏は上記のように述べています。また、AutoStoreと革新的な技術を利用した、競合他社との明確な差別化について説明します。

Ludwig Meister社のAutoStoreシステム

施設の床面積は620m²です。倉庫システムには合計60,000個の在庫ビンがありますが、各ビンは細分化して複数の種類のアイテムを収容できるため、100,000個を超える保管スペースが利用できます。Ludwig Meister社の在庫には80,000個を超えるアイテムが収容されており、その97%がAutoStoreシステムに保管されています。

37台のロボットがAutoStoreグリッド上を楽々と移動し、注文された商品をピックアップします。12台のCarouselPort™と13台のConveyorPort™が商品を保管グリッドに出し入れします。システム内に一度に保管されるすべての商品の総重量は、合計で150tを超えます。

オーダーピッキングはピックトゥライトシステムによってサポートされており、1日あたり6,000回のピッキングを実行できます。必要に応じて、1日あたり66,000個のビンと13,500回のピッキングに対応するように拡張できます。ビンの挿入には2つのトランスファーセルが使用され、Ludwig Meister社が社内で開発したクリーニングステーションが圧縮空気でロボットセンサーをクリーニングします。

AutoStoreによって劇的に改善されたこと

  • 99.96%のシステム稼働率とバックアップの予備電力により、業務の継続性を保証
  • ポートで100件以上の個別プロセスを処理
  • ピッキング件数が3倍に増大
  • 自動化パッケージングとの組み合わせにより、搬送量を75%、梱包材を80%削減
  • 納期遵守率が前年比10%増加

ダッハウのLudwig Meister社の従業員は、ロジスティクスセンターで時間とコストのかかる手作業のオーダーピッキングをする必要がなくなりました。これによって配送時間が短縮され、競合他社よりも優位に立つことができました。

Meister氏は次のように述べています。「AutoStoreのピッキング率の高さに非常に満足しています。そのつもりになれば、将来的にシステムのピッキング率を2倍以上にすることも可能でしょう。」

その他にも、エラー率の低さ、正確なパッケージングとラベリング、省エネ、省スペース、コスト削減などのメリットがあり、これらは最終的にお客様に還元されます。さらに、倉庫を効率化することで保管時間が短縮されるため、在庫商品の価値が下がる対策にもなります。そのため、お客様は最新の高品質な商品を受け取ることができるようになりました。

また、AutoStoreは必要に応じて簡単に拡張することができます。Meister氏は最後に次のように述べています。「AutoStoreがあれば、将来への備えは万全です。」

プロジェクト仕様

ビン:60,000個
ポート:12台のCarouselPort、13台のConveyorPort、2個のトランスファーセル
ロボット:37台のR5ロボット
パートナー:
Swisslog社

「当社のロジスティクスセンターの中心にある新しい倉庫自動化システムは、技術そのものが魅力的なだけでなく、現在と未来のどちらの要件も満たすことができます。」

Max Meister氏
Ludwig Meister社、Co-Owner兼Managing Director

「AutoStoreによって、ロジスティクスを差別化のポイントとして捉えることができるようになりました。時間通りの配送率も向上しました。これはお客様にとって最大のメリットの1つだと思います。」

Max Meister氏
Ludwig Meister社、Co-Owner兼Managing Director

Jakob Josten
Business Development Manager, DACH & CEE Regions
Germany

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