AutoStore、2年以内の投資回収と288％の効率向上によりBergfreunde社の成長を加速

出典：Element Logic社

Bergfreunde社は、アウトドアやマウンテンスポーツ用品を専門に扱うオンライン小売業者です。 2006年に設立され、ドイツのキルチェンテリンスフルトに拠点を置く同社は、長年にわたり右肩上がりの成長を続けてきました。 2013年以降、年間売上高は1,800万ユーロから2億4,200万ユーロにまで増加しています。同社のオンラインストアは、750を超えるブランドの商品を150,000点以上提供しています。

2016年8月、Bergfreunde社がドイツに開設した10,000m²の物流センターは、 Element Logic社が設置したAutoStoreシステムを使用していました。 もともと1,800m² 用として設計されたもので、このあと何度か拡張されています。 現在のピッキング効率は、毎時45個から175個と、3倍近くまで上がっています。さらに、 注文から出荷までのリードタイムは3時間以内に短縮されました。

{{quote}}

課題：急速な成長にあわせた規模拡大

大きな成長を続けるなかで、Bergfreunde社の課題は効率と拡張性を維持することでした。 年間売上高は、2017年から2年続けて約30%上昇しました。従来の手作業による倉庫システムは、1時間あたり45個しかピッキングできず、急増する需要に対応するには不十分でした。

Bergfreunde社は、拡大するオペレーション上の要求に応えつつ、従業員の作業環境を改善できる、効率的かつスケーラブルなソリューションを求めていました。

ソリューション：大規模な自動倉庫システム（AS/RS）

Bergfreunde社の物流センターに導入されたAutoStoreシステムは、オーダーフルフィルメント能力を大幅に向上させました。80台のロボットが3,000m²のグリッドシステムを行き来し、16段に積まれた94,000個のビンを管理しています。また、21台のポートが倉庫内の商品を出し入れしています。100人以上の従業員が2交代制で、1週間に最大200,000点を処理し、入荷、返品、出荷を担当しています。

これにより、Bergfreunde社は繁忙期でも1日に最大15,000件の注文を処理できます。 ここで重要なのは、顧客の注文から出荷までのリードタイムが3時間以内に短縮され、顧客満足度を大幅に向上させていることです。 さらに、最近導入されたAutoStoreのCarouselPort 3.0シリーズにより、従業員の疲労が軽減され、全体的な生産性が向上しました。

メリット：効率性、拡張性、柔軟性

AutoStoreは、Bergfreunde社の倉庫を非常に効率的で柔軟なスペースに変革し、今後のニーズに合わせて最大限に活用できるようにしました。この高密度でエネルギー効率に優れた倉庫ソリューションは、ピッキングとパッキングの工程全体を効率化し、モジュール設計により、大規模な中断なしで容易に拡張することができます。

• 投資を2年以内に回収でき、資本収益が確保できました。
• スループットが向上し、ピッキング率は288%上昇しました。
• リードタイムが大幅に短縮されました。
• 拡張性があります。
• エネルギー効率が改善されました。
• 従業員の作業環境が改善されました。

現在、Bergfreunde社の倉庫はヨーロッパで最も先進的なオートメーションシステムの1つとなっています。 同社は、従来の倉庫から効率的で自動化されたシステムに移行することで、急速な成長とスケーラブルな運用という極めて重要な課題に取り組んできました。

成長の可能性を確保

Bergfreunde社は、AutoStoreとその倉庫オートメーションシステムへの投資を2年足らずで完全に回収し、このソリューションの優れた効率性を証明しました。 同社は物流施設の継続的な拡張の一環として10,000m²追加する計画で、これにより運用能力と顧客サービスの質をさらに向上させることができます。

AutoStoreは、Bergfreunde社の物流オペレーションにシームレスに統合されているだけではありません。 同社の期待を上回り、効率性と拡張性の新たな基準を打ち出しています。

Bergfreunde社は、直面する課題を克服し、競争力のあるeコマース市場での継続的な成功を目指しています。 AutoStoreは、成長と進化を続ける同社に、その目標実現のための堅固な基盤を提供します。

プロジェクトの仕様

• 設置タイプ：ブラウンフィールド（既存地）
• ロボット：80台
• ワークステーション（ポート）：CarouselPort 21台
• ビン：94,000個
• インテグレーションパートナー：Element Logic社