Case Study

Radwell社

Radwell社、ピッキングの生産性が400%向上

USA
業界
Industrials
パートナー
Swisslog社
目次
TABLE OF CONTENTS

1,200万ものSKUの在庫管理を可能にするには、迅速で正確な倉庫自動化システムが必要です。そこで、Radwell International社は、AutoStoreを選択しました。

12
00万
在庫品目数
450
1時間あたりのピッキング回数
34
Robots

産業オートメーションや電子制御機器の部品および修理サービスを提供しているRadwell International社は、AutoStoreを導入したことで事業を大幅に拡大することができました。

同社は、産業オートメーション、保守・修理作業、空気圧・運動・電子・油圧および電気制御に必要な機器に関連する製品を幅広く仕入れて販売しています。また、換気や空調設備も提供しています。

Radwell International社は、1979年にSpeck Industrial Controls社として創業しました。同社は、Radwell International社の現President兼CEOであるBrian Radwell氏の父、Jerry Radwell氏によって設立されました。2005年、Speck International社はRadwell International社となり、ニュージャージー州ランバートンの新社屋に移転しました。2009年5月には、同社の倉庫スペースは10,200m²を超えました。

2011年には英国、2012年までにはカナダに進出し、現在はドイツでも事業を展開しています。2つの主要な物流拠点がニュージャージー州と英国にあり、そのうち英国の拠点は主にヨーロッパ市場をカバーし、ニュージャージーの倉庫は世界9店舗すべての在庫に対応しています。

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Radwell International社は創業以来飛躍的な成長を遂げましたが、現在も家族経営のビジネスを続けています。

同社のSenior Vice President of OperationsであるTodd Radwell氏は次のように述べています。「データベースには数百万の商品があり、それを保管するのに十分なスペースが当社にあるようには思えませんでした。フルフィルメントは、時間とコストがかかる課題でした。」

ピッキングのスピードが遅すぎる、保管スペースが足りないといった課題も、倉庫自動化システムによる解消が期待できることから、Swisslog社が提供するAutoStoreシステムの導入を決定しました。

Radwell社のAutoStoreシステムの詳細

Radwell氏は次のように述べています。「在庫に個別品目(SKU)を大量に抱える企業では、迅速で正確な倉庫自動化システムが必要です。当社は非常にハイテクな企業なので、従業員の大半は技術者とエンジニアです。」

AutoStoreを導入する前の同社のシステムは、8時間で120回のピッキングを行っていました。2016年に導入されたシステムは、34台のロボット、4台のピッキングステーション、5台の補充ポート、5万弱のビンの保管容量を備えており、同数のピッキングを1時間で行うことができるようになりました。

現在、ロボットは倉庫のグリッド上を毎秒約3mの速度で滑走し、長いグリッパーを使ってリクエストされたビンを下から毎秒1.6mの速さで引き上げます。システムは、注文に不要なビンを、その時点で空いている周囲のスペースに置きます。ロボットが適切なビンを取り出すと、別のロボットが周囲に置かれていたビンをグリッドの元の位置に戻します。

ロボットは独立して制御されるユニットなので、1台が故障してもシステム全体には影響ありません。

Radwell氏は次のように述べています。「AutoStoreシステムは、当社が行う倉庫見学ツアーの目玉であり、お客様に素晴らしい印象を残します。」しかし、これはショーのためだけのものではなく、明確なメリットをもたらしています。

AutoStoreのメリット

最も注目すべき点は、新しい自動化システムによるピッキング生産性の向上が、400%と驚異的であることです。

Radwell氏は、他の重要なメリットについても言及しています。

  • AutoStoreシステムは、同じ専有面積で、他のシステムよりも約30%多い保管容量を提供してくれました。そのおかげで、既存のスペースを最適化することができました。
  • ロボットが走行するアルミ製グリッドは、システム全体の電源を切らずに、容易に拡大できます。

「インフラをさらに構築し、完成したら、生産性の面で時間を無駄にすることなく、より多くの在庫を保管することができます。」とRadwell氏は付け加えます。「当社が将来に向けて投資する意思があるとわかれば、お客様が当社と取引したいと考える可能性も高くなります。」

倉庫自動化システムを導入する際には、コスト削減、効率性の向上、ビジネスの成長など、さまざまな点を考慮する必要があります。AutoStoreにより、これらすべての目標達成が現実的なものになりました。「当社は、より速く、より大きくなれるよう、常に新しく、より良い方法を模索しています。」と、Global Program ManagerであるBrian Janusz氏は述べています。

しかし、利益と成長がすべてではありません。「私たちは、共に働くすべての人に高い生産性を求めますが、それと同時にできる限り楽しく働いてもらえるよう努めています。」Radwell氏は結論付けています。 ‍

AutoStoreシステムにより、同じ専有面積で、他のシステムよりも約30%多い保管容量を実現しました。

Todd Radwell氏
Radwell International社、Senior Vice President、Operations


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