セキュリティ機器の製造・販売会社であるElotec社は、2005年に世界に先駆けてAutoStoreシステムを導入しました。このシステムは16年経った今も使われ続けています。
ノルウェーのElotec社は、商業施設、工業施設、農業施設向けにさまざまなセキュリティ機器を製造・提供しています。また、住宅市場にも進出しており、多くのアパート所有者や個人住宅所有者が同社の製品に満足しています。
1992年に設立され、オスロ北部のオプダルに本社を置くElotec社は、ヨーロッパで最も急成長しているセキュリティ会社です。同社は、ドイツとスカンジナビアの広範な代理店ネットワークに製品を供給しています。
Elotec社は、火災警報器、盗難警報器、非常用照明、カメラ監視装置、電子消火装置など、さまざまな製品をお客様に提供しています。また、教会や密集して建てられた古い木造住宅の防火対策も得意としています。
Elotec社は、室内の動きを測定して分析するセンサー技術を使った革新的な製品であるElocareも製造しています。この製品は、呼吸などの特定の活動が停止したり、一定の閾値を下回ったりすると、ユーザーに警告を発します。Elocareは多くの医療現場や刑務所で使用されています。
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Elotec社は、その製品開発だけでなく、あらゆる面でのテクノロジーの活用においても革新的です。
同社は2005年にElement Logic社のAutoStoreシステムを導入し、倉庫を自動化した世界初の企業となりました。これは、世界中の倉庫にとって、未来への道を示すものでした。
「当社は適応性と革新性を重視しており、このシステムはお客様に日々メリットをもたらしています。」と、Elotec社のManaging DirectorであるJan Kleven氏は語ります。
セキュリティ企業としてピッキング精度は極めて重要であり、それがAutoStoreを選んだ主な理由のひとつです。
「Elotec社は人の命や貴重な資産を守る技術を提供しています。そのため、信頼性が高く効率的な配送を行う必要があります。当社の煙探知器は、外見は同じでも性質が異なるものが多くあり、手作業では誤って違うものを選びやすいのです。ピッキングのミスは致命的です。」とKleven氏は続けます。
Kleven氏によれば、当初は新しいシステムに懐疑的な従業員もいたということです。そのような従業員に対し、もし2007年になってもまだ同じように感じるのであれば、AutoStoreグリッドをブルドーザーで破壊すると約束しました。幸いその必要はなく、システムは会社の成長に合わせて2019年にアップグレードされました。
Elotec社の倉庫にあるAutoStoreグリッドは、面積が164m²で、5台のロボット、5,966個のビン、3台のConveyorPortが設置されています。
2019年にアップグレードが行われたとき、Element Logic社は最新バージョンのサービスメザニンラックを既存のAutoStoreグリッドにカスタマイズしました。その時点で、システム導入から14年が経過していました。
オペレーターポートとロボットをアップグレードし、新しいソフトウェアをインストールしましたが、2005年に設置された元のグリッドとビンはそのまま残しました。
AutoStoreシステムは、規模の大小にかかわらず、その動作原理は共通です。
同社は、ダウンタイムの排除、ピッキングの正確性の向上、顧客満足度の向上、配送時間の短縮など、AutoStoreの導入からさまざまなメリットを享受しています。
「2005年に最初のロボットを導入して以来、システムに関する問題はほとんど発生しておらず、ダウンタイムもほとんどありません。」と、Elotec社のLogistics ManagerであるRoger Furnes氏は述べています。
「当社は競合他社よりも速く、正確にお客様に商品をお届けしています。この点には自信を持っています。」と同氏は続けました。
「2005年に最初のロボットを導入して以来、システムに関する問題はほとんど発生しておらず、ダウンタイムもほとんどありません。」
AutoStore™は様々な倉庫に対応可能です。