スイスのPeterhans Handwerkercenter社では、店舗内でAutoStoreシステムによるオーダー処理の様子を見ることができます。この独自の体験について、詳しくご紹介します。
Peterhans Handwerkercenter社は、建築資材、工具、機械、金具、締結装置、個人用保護具を扱っており、建築業界の顧客向けに直販と卸売りを行っています。企業向け資材の組み立てや取り付け、家庭用電化製品と関連商品の販売も行っており、主にスイスのドイツ語圏で事業を展開しています。
Hans Peterhans Sr.氏は1952年に自宅で同社を立ち上げ、1954年にスイスのヴェッティンゲンに最初の店舗をオープンしました。以降、同社は驚異的な成長を遂げ、1988年に息子のHans Peterhans Jr.氏が経営を引き継ぎました。
1993年には、店舗を拡大しビューレンロスに移転しました。
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翌年には初のウェブサイトを開設し、オンライン販売を開始しました。その後も成長を続け、2009年には倉庫を拡張することになりました。
創業者の孫であるMarc Peterhans氏は父の後を継ぎ、課題であった倉庫の拡大に着手しました。そして、2018年に大きな改革を行いました。Element Logic社のサポートを受け、AutoStoreの自動倉庫システムを導入したのです。
新しいシステムの導入により、即日配達が可能になり、店頭の受け取りカウンターでの待ち時間も短縮され、お客様の要望に応えることができました。同社の販売倉庫の容量は劇的に増大し、商品受け取りもスムーズになりました。
2019年の初夏には、倉庫と店舗が統合されました。お客様は販売カウンターのすぐ後ろに設置されたポートでAutoStoreのシステムがオーダー処理をする様子を見ることができます。この店舗ならではの、ユニークなカスタマーエクスペリエンスです。
同社のDeputy Managing DirectorであるDieter Egloff氏は「当社では強力で高性能な小型部品用の自動倉庫システムを利用することでオーダーフルフィルメントを迅速化し、お客様のご要望にお応えしています」と述べています。
Egloff氏はAutoStoreのシステムは従業員にも多くのメリットがあると語っています。「導入したAutoStoreの自動倉庫システムは、倉庫の重要なプロセスを簡素化し、従業員の日常業務の負荷を大幅に減らしました。」
現在稼働して3年目になるPeterhans社の倉庫自動化システムは、マイクロフルフィルメントセンター(MFC)の環境で倉庫と実店舗を組み合わせたものです。オンラインと店舗でのオーダーが同じシステムで処理されます。買い物客は、店頭でオーダーを処理する様子だけでなく、倉庫でシステムが稼働している様子も見ることができます。
Egloff氏は「ご来店されたお客様の多くは、AutoStoreのシステムを見て大変驚き、感動している様子です」と述べています。
導入されたAutoStoreシステムの概要は以下のとおりです。
新しい倉庫システムは、同社と従業員に以下のさまざまなメリットをもたらしました。
Egloff氏は次のように述べています。「ロジスティクス再編の過程でAutoStoreのシステムは中心的な役割を果たしています。技術のシンプルさ、保管グリッドの柔軟性、優れた性能は、最初から納得のいくものでした。」
「50万点も商品があれば、配送エラーが起こることは容易に想像できます。しかし、AutoStoreシステムのサポートのおかげで、ほぼエラーなしでシステムから商品を取り出せるようになりました。」
まさに将来への投資になったとEgloff氏は結論づけています。「デジタル化とロジスティクスの分野において将来を見据えた投資を行うことで、店舗を継続して強化していくつもりです。」
50万点もの品目があれば、配送エラーが起こることは容易に想像できます。しかし、AutoStoreシステムのサポートのおかげで、ほぼエラーなしでシステムから商品を取り出せるようになりました。
AutoStore™は様々な倉庫に対応可能です。