AutoStoreの倉庫自動化は、大規模な施設に最適なテクノロジーです。世界をリードするeコマース各社のパフォーマンス向上に貢献する、当社のソリューションについてご紹介します。
AutoStoreは当初、スループットと容量が小さい、比較的小規模な倉庫にシステムを提供していました。しかし今日、当社のシステムははるかに多様化しており、ビジネス規模も大幅に拡大しています。このような当社の成長は、膨大な在庫管理と迅速な注文処理を必要とする、eコマースやサードパーティロジスティクス(3PL)のお客様の成長と共にあります。初期のAutoStoreは、ロボットが数台とビンが数千個の小規模なシステムでしたが、現在では、数百台のロボットと、数十万個のビンを収容する大規模なシステムへと成長しています。
しかし、こうした成長を経ても、AutoStoreの基本の品質は変わりません。当社には、次の4つのコアバリューがあります。
ここに挙げたコアバリューは、AutoStoreのテクノロジーの基本です。規模や業種を問わず、すべてのお客様に提供をお約束するものであり、会社が成長し、たとえ新しい分野に進出することがあっても、変わることはありません。AutoStoreのシステムをより多くのお客様に提供できるよう、私たちは常に新しい方法を模索していますが、そのためにこれらのコアバリューを犠牲にすることは決してありません。
現在、より大規模な施設向けの自動化ソリューションを求める声はたくさんありますが、AutoStoreでは、拡張性があれば規模の問題を解決できる、という独自の考えを持っています。
あらゆる業界でeコマースが今後も成長し続けることを考えると、どんなに大規模なシステムを導入しても、将来的には拡張の必要性が生じます。AutoStoreであれば、必要なときに確実に拡張できます。
多くのプロセスが統合された大規模な倉庫にはメリットもありますが、一旦システムが停止すると多大なコストがかかるというリスクもあります。AutoStoreが優れているのは、このリスクを軽減できることです。
AutoStoreのソフトウェアモジュール「XHandler」は、自己診断トラブルシューティングを実行し、システムを停止することなく、ロボットに発生したエラーの解消を試みます。自動で問題が解決されない場合、制御ソフトウェアが問題のあるロボットを一時的に隔離し、システムの稼働を続けます。システム停止はあくまでも最後の手段となります。
ハイスループットを可能にする、信頼性の高い大規模設備が求められているとき、AutoStoreなら独自のテクノロジーで最適なソリューションを提供できます。小規模システムから始まった当社のルーツを大切にし、基本設計にスマートな改良を加え、超大型システム固有の課題にも対応しています。
AutoStoreでは、大規模グリッドの使いやすさと機能性を向上させるため、新しいハードウェアやソフトウェアなどの開発に努めています。Grid Designer™ やAutoStore Simulator™などの設計ツールから、Router™ などのインテリジェントなソフトウェア、コンソールインターフェイス、さらにはUnify Analytics™などの監視ソフトウェアまで、幅広いソフトウェアを開発しています。
これらの新技術により、1,000台以上のロボットや100万個以上のビンを使用した、非常に大規模なAutoStoreシステムをお持ちのお客様の運用がよりスムーズになるでしょう。しかし、このような新技術の開発は、重要な中間目標ではありますが、決して最終目標ではありません。AutoStoreは、創業から現在に至るまで進化を続けてきました。これからも、新たな開発に向けて努力し、新分野への挑戦を続けてまいります。
「ハイスループットを可能にする、信頼性の高い大規模設備が求められているとき、AutoStoreなら独自のテクノロジーで最適なソリューションを提供できます。小規模システムから始まった当社のルーツを大切にし、基本設計にスマートな改良を加え、超大型システム固有の課題にも対応しています。」