よくある質問 グリッド

グリッド

「SDG」、「DDG」とは何ですか?

ロボットが移動するためにグリッド上部に設置されるレール(トラック)の構成タイプです。「SDG」はSingle/Double Grid(シングル/ダブルグリッド)の略、「DDG」はDouble/Double Grid(ダブル/ダブルグリッド)の略です。

SDG:一方の軸に沿ってシングルレール、もう一方の軸に沿ってダブルレールが敷かれています。シングルレールが敷かれている側の軸では、ロボット同士がすれ違うことはできません(間に少なくとも1セル必要)。

DDG:レールが2本あるダブルレールをどちらの軸にも採用しているため、ロボット同士が両方向にすれ違うことができます。

ビンの中心間距離(長さと幅)はどのくらいですか?

シングル/ダブルグリッドの場合

  • グリッドの長辺側:705mm
  • グリッドの短辺側:480mm

ダブル/ダブルグリッドの場合

  • グリッドの長辺側:705mm
  • グリッドの短辺側:505mm

グリッドのサイズは最大でどのくらいですか?

グリッドの最大高さは、選択したビンのサイズによって異なります。

  • 330mmビン×18段
  • 425mmビン×14段
  • 上記の構成の場合は合計6m
  • ロボットと推奨サービスに十分な操作スペースがあれば、高さは最大8m
  • 220mmビン×26段
  • 上記の構成の場合は合計5.8m
  • ロボットの通行に十分なスペースがあり、推奨サービスを利用すれば、高さは最大7.8m

グリッドに最小限必要な高さはどのくらいですか?

設計と使用するビンのサイズによって異なります。なお、高さの低い場所にグリッドを設置する場合は、選択したビンのサイズに対して、ポートが正しく動作することを確認してください。

グリッド上部のトラックに必要なスペースはどの構成でも同じで、以下に示すビンサイズごとの最小グリッド高さに含まれています。

  • 220mmビンの場合:6段
  • 330mmビンの場合:4段
  • 425mmビンの場合:3段

グリッド上部から天井までは、どのくらいの空きスペースを確保すべきでしょうか?

ロボットの安全な動作のために、グリッドの上に600mmの隙間が必要です。さらに、サポートスタッフがグリッド上でAutoStoreサービス車両を安全に操作するための十分なスペースも必要です。

  • グリッドの上部に、最低でも2mの空間を設けることが推奨されます。
  • 推奨より低くても、例外的に地元当局が承認する場合もあります。
  • ただしこの場合、地元当局とAutoStoreの販売代理店双方の合意と承認が必要です。

ビンと、それを収納するグリッドの開口部の間に生じる隙間は、縦横それぞれどのくらいですか?

どの面も3mm(ビン公差±2mm)です。

SDGは今後も利用できますか?

はい。今後はDDGが新しい標準になりますが、SDGの継続利用も可能です。

建物内の別フロアにAutoStoreグリッドを増設することはできますか?

はい、設置できます。ビンリフトのグリッドツーグリッド(G2G)構成では、床面高さが異なるグリッド間でビンの移動が可能です。

ビンリフトは、現在は以下の国や地域でのみ販売しています。

  • EU、米国、カナダ、日本、韓国、中国、イスラエル、パナマ、セルビア、ウルグアイ。
  • 今後も、さらに多くの国や地域でご利用いただけるよう努めてまいります。
  • 一部の国では承認までに時間がかかる場合があるためご注意ください。

AutoStoreグリッドは、自立した状態で設置できますか?

Grid Bracerを使用すれば、AutoStoreグリッドを自立させることが可能です。

  • Grid Bracerは、柱や壁の周りに構造物を追加する必要のないAutoStoreグリッドの運用をサポートします。
  • これにより、保管用のスペースを最大限に活用でき、AutoStoreシステム設置のリードタイムを大幅に短縮し、コストも削減できます。
  • Grid Bracerはダブル/ダブルグリッド(DDG)で利用できます。

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AutoStore™は様々な倉庫に対応可能です。