AutoStore「Bin Lift 2.0」販売開始

倉庫自動化のリーディングカンパニーであるAutoStoreは、Bin Lift 2.0の発売を発表しました。Bin Lift 2.0は、多層階倉庫におけるビンの搬送範囲を拡大することで、柔軟な倉庫レイアウトとコスト削減を可能にします。

先行して北米で販売開始されているBin Lift 2.0は、AutoStoreのシステム上でビンの処理をアシストします。ビンは在庫を保管するための丈夫な容器で、AutoStoreロボットが取り扱います。ヨーロッパのみで販売されていたBin Lift 1.1と比較して、Bin Lift 2.0では大幅に動きが改良され、騒音も抑えられたことでユーザーの操作環境が改善されています。

AutoStoreのChief Product OfficerであるCarlos Fernándezは、次のように述べています。「自在なスペース活用により、倉庫内のビン保管スペースを拡大することができるため、保管に必要な床面積を減らし、コストも削減できます。現在このモデルは、旧バージョンが販売されていたヨーロッパに加え、アメリカ、カナダ、中国、日本で販売されています。今回のリリースにより、お客様の倉庫をさらに使いやすく強化できることを嬉しく思います。」

Bin Lift 2.0は、改良されたローラー、トラック、モーターなどにより性能が向上しただけではなく、以前のモデルより組み立てが容易で、以下の2つの構成への適用を目的に設計されています。

• Grid-to-Port （G2P）：Bin Liftは、AutoStoreのSwingPortとの組み合わせにより、グリッドを拡張し、別のフロアからオーダーピッキングを可能にします。 
• Grid-to-Grid （G2G）：新しいビンの拡張性によって、2つの独立したグリッド間をシームレスに接続し、多階層倉庫でのオペレーションを最適化します。

Fernándezは、次のように続けます。「快適さと高い生産性をもたらすこと。新しいイノベーションでは、これらを最重視しています。例えば、G2Pの騒音レベルを大幅に改善しました。新しいBin Lift 2.0では、ポートにいるオペレーターを考慮して、騒音レベルを70dBAから60dBAに低減しています。」

Bin Lift 2.0は、高速で信頼性の高いサービスを提供し、柔軟で拡張性の高い倉庫を実現します。